第33回
ハンセン病コ・メディカル
学術集会Leprosy co-medical academic meeting

~楽しいをずっと 喜びをもっと そしてこころ豊かに~

会長あいさつ野村 謙(国立療養所沖縄愛楽園 園長)

はいさいぐすーよー、めんそーれー、うちなー!(みなさんこんにちは、ようこそ、おきなわへ!)
 この度、2021年(令和3年)11月12日(金)、11月13日(土)の日程で、第33回ハンセン病コ・メディカル学術集会を沖縄愛楽園で開催させていただくことになりました。沖縄愛楽園での開催は、2009年(平成21年)第21回以来となります。このような機会を与えてくださいました、各療養所施設長の皆様並びに関係者の方々に深く感謝申し上げます。 沖縄愛楽園は、1938年(昭和13年)に沖縄県立国頭愛楽園として開園しました。その後、国立、琉球政府立を経て日本復帰にともない厚生省に移管され、現在の国立療養所となり、2018年(平成30年)11月には開園80周年を迎えました。 当施設は沖縄本島の北東方向、那覇市から約80km、沖縄海岸国定公園の景勝地「羽地内海」に浮かぶ屋我地島(周囲約16km、標高約55mの低い丘陵地)の北端に位置し、塩屋湾や国頭の連山を遠望し、近くは古宇利島と源為朝ゆかりの運天港を目睫にして、白砂青松風光明媚な自然環境にあります。
 さて、過去にハンセン病のため偏見差別を受け、厳しい人生を歩んでこられた入所者の皆様も、全国13園の国立ハンセン病療養所では、本年4月末現在1000名、平均年齢86.9歳となっています。入所者の皆様の残された人生が、健やかにそして心穏やかに暮らしていただけるように、全国の療養所が一丸となって取り組みを進めていければ、きっと各園が独自に行っているライフサポートの活動が、何倍もの大きな輪になって行くものと確信しています。「つらい人生であったが、旅立つ時は『生きていて良かった。』と思っていただきたい」との願いを一つにして、「こころ豊かに生きる」=ライフサポートを推進していきましょう。今回の第33回ハンセン病コ・メディカル学術集会で、全国の療養所がここ沖縄で大きな輪「チーム療養所」となりましょう!
 さて現在、どのような開催方式があるのか大変苦慮しています。実際にお越しいただき、沖縄の青い海、青い空、入所者のオジーオバーの笑顔を見て愛楽園の雰囲気を感じていただきたいのですが、コロナ禍の状況でどこまでそれができるのか・・・。
 現時点では、ハイブリッド開催を念頭に準備を進めています。そのためには各園のオンライン連携が必要になって参りますので、是非ご協力をお願いいたします。オンラインの活用ができますと、これまでにない多くの皆さまが学術集会にご参加できることになると、「わくわく」しております。学術集会のメインイベントは、特別公演からワークショップへと繋がるプログラムです。「ケアリング」、「ナラティブ」をご専門とされている、前島根県立大学大学院看護研究科教授、金城祥教先生の特別講演を皆様にお聴きいただきます。それに引き続き「ケアリング」、「ナラティブ」の視点から、ワークショプを行います。日頃皆様が自施設で抱える悩みや葛藤を踏まえ、「チーム療養所」として施設間の垣根を超えた意見交換を行い、明日からの仕事の糧にしていただけるものになればと考えています。コロナ禍だからこそのハンセン病コ・メディカル学術集会です。「チーム療養所」の皆様のご参加をお待ちしております。